ワカサギ用電動リール 〜制作編 ②〜
ワカサギ用電動リールの制作方法 〜 後編 〜
続きです。
④クラッチ制作
鼻毛ハサミをカットします。
金属が硬いので、ペンチであおったら、結構簡単に折れます。
鼻毛ハサミの穴部分が弱いので、同じ所で折れます。
アルミバーでハサミの金属部分を挟み込みます。
ハサミの金属部分以外の所に穴を開けます。
金属部分にドリルが当たると、弾いて危ないので、気をつけましょう。
最後にネオジウム磁石を取り付けます。
⑤竿受け部分の制作
内径5㎜のスペーサーにドリルで穴を開けます。
このスペーサーはよく見ると、接合部が見えるので、その部分を下面にすると良いでしょう。
穴を開けるのは、難しいです。
自分は少しヤスリで擦って、ドリルを滑らないようにしました。
ワカサギ用のトップガイド 2個で100円。
これを竿受けに固定します。
接着剤とスレッドで固定して、ヘッドセメントで仕上げました。
⑥化粧ナット
稼働する竿受け部分、クラッチ、スプール部分にナイロンナットを取り付けます。
良く回す竿受け部分とスプール部分には段付ローレットナットをナイロンナットに接着します。
接着する時は、ネジにねじ込みながら接着しないと、後でねじ込めれません。
⑦仕上げ
電動消しゴム部分のスイッチ部分が凹んでいるため、ナットを接着します。
接着するモノは何でもいいです。
⑧完成
⑨制作費
電動リール
電動消しゴム @108円 × 1個 = 108円
鼻毛ハサミ @108円 × 1個 = 108円
ボビン @ 34円 × 1個 = 34円
アルミバー 10×2㎜ @ 71円 × 1個 = 71円 (213円/m)
トップガイド @ 54円 × 1個 = 54円
スペーサー 3.2×10 @ 21円 × 1個 = 21円
スペーサー 5×25 @ 17円 × 1個 = 17円
マグネット @ 14円 × 1個 = 14円
鍋小ネジ M3×40㎜ @ 10円 × 1個 = 10円
鍋小ネジ M3×30㎜ @ 8円 × 1個 = 8円
鍋小ネジ M3×10㎜ @ 6円 × 1個 = 6円
皿ネジ M3×10㎜ @ 7円 × 2個 = 14円
ワッシャー @ 7円 × 2個 = 14円
六角ナット @ 8円 × 11個 = 88円
段付ローレットナット @ 41円 × 2個 = 82円
ナイロンナット @ 51円 × 4個 = 204円
合計 853円
その他
竿受け 400円
竿 1200円
ライン 400円
⑩感想
目標の1000円以内での作成に成功!
ただし、2個作らないと、材料の袋単位で買ったナットや鼻毛ハサミの片方が余ってしまいます。
スプール構造やアルミバーの穴の位置、ネジの長さなど、色々買って試したので、ボツになった材料が山ほど・・・。
実際はもっと掛かっています💦
しかし、一度作ってしまえば、2個目は2時間くらいの作業で出来ます。
接着剤の乾燥時間を入れても、半日〜1日あれば十分です。
竿受けは既成のモノ(オレンジの土台)を使っていますが、直接氷の上に置く事と、電動消しゴムを加工する時に、ツメを折っているので、電動消しゴム部分が分解しないように押さえる役割の為、採用しています。
あと改造する点としては、
①クラッチの磁石の位置
一度接着してしまうと、調整が出来ないので、再度作り直すかな?
② クラッチの形状
鼻毛ハサミをアルミバーで挟んでいるので、厚さがあり、スプールとの距離の微調整が出来ないこと。
最初はアルミバー1枚に段付ローレットボルトとナットにしたのですが、クラッチをオフにする時の操作が悪く、トリガータイプを採用。
③スプール形状
ベアリングを採用しようと、ベアリングを購入する前に色々と試したのですが、スプールの両サイドにベアリング的なものを固定して、軸を真っ直ぐに取ることは、かなり難しいので断念しました。
ベアリングも高価で失敗できないし・・・💦
長いスペーサーをボビンの中に入れて、接着したものは、回転がイマイチ。
とりあえず、安価なモノを優先で仕上げました。
④竿受け部のガイド
最初取り付ける予定はなかったが、竿をさしてラインを巻いたら、竿受け部のナットなどに干渉した為、急遽取り付ける事に・・・
なので、あまり検討しないで、取り付けてます。
もう少し材料などを探せば、良いモノになるかも?
⑤モーターのパワー
過去にミニ4躯用のモーターを購入したのですが、最近捨てました。
数年取ってたのに・・・。
電動消しゴムに付属のモーターなので、パワー不足かもしれません。
とりあえず、3mの高さに重り3号をつけて、巻き上げしても問題がないので、まずはこのままで。
リールは両手分の2個しか使わないので、今シーズンはこれでチャレンジします‼️